ジャングル大家への道④
どうも、ジャングル大家です。
昨日の続きを(・・;)
晴れてスタイリストのアシスタントの
道がひらけました(^^)(^^)
高揚感と焦燥感と緊張感が
混じりながら
お師匠のもとへ向かいます。
簡単な面接を済ませて
いきなり現場仕事が始まりました(・・;)
衣装を借りるために
プレスルームを何件もはしごして
膨大な量の衣装を借りて
リメイクを発注していた
衣装も回収して
とりあえず荷物持ちみたいな
雑用が最初の仕事です。
そこから某音楽番組の撮影のために
某テレビ局へ向かいます(・・;)
僕はよそで回収した
大量の衣装を両手いっぱいに持って
歩きで現地集合でした(・・;)
東京で販売の仕事をしてるときに
何度か芸能人の方を見かけたり
お買い物のサポートをしたりしましたが
実際に衣装の段取りをするのは初めてで
目の前の芸能人を相手に仕事をすると
かなり緊張するものです(・・;)
一年前まで
テレビや雑誌でみていた憧れの世界が
今目の前にあるわけですから(・・;)
撮影中も合間で
うちわをあおいであげたり
飲み物を用意したり
しわの寄った服のアイロンがけをしたり
本当に現場全てに気を配るのが仕事でした(・・;)
撮影が終われば
借りていた衣装を元に戻し
後片付けを済ませたら
師匠のアトリエまで戻ります(・・;)
そこで現場解散。
帰りは終電。
翌日も朝一集合。
噂にはきいていましたが
こりゃとんでもない業界に
足を突っ込んだな(・・;)
もちろん休みらしい休みはなく
給料も発生しません。
毎日走り回って衣装を回収&返却
都内主要部の洋服屋、プレスルームにリサーチ
撮影現場での雑務
毎日始発出勤、終電帰り。
終電を逃せば徒歩で2時間かけて徒歩帰宅。
宿泊するお金なんてないですから(・・;)
お金も無くなるので
眠い目をこすりながら
夜間の倉庫作業のバイトに向かい
太陽が昇ればお師匠の元へ。
自分がやりたかったことなので
最初は歯を食いしばってやってました(・・;)
ほんと土を食べてでも
くらいの覚悟でしたね(・・;)
何が辛いって
立ち止まって泣いたり
誰かに相談する時間を
確保できないのが辛い(・・;)
自分で選択して進んだ道なんだから
やる以外の選択肢は
当時の自分にはありませんでした(・・;)
まあ想像の通りお金もなくなり
まず生きていくことができなくなります(・・;)
そしたら何でこんなこと
東京でやってんだろうってなります(・・;)
自己肯定感が下げ止まらぬ日々。
根性と覚悟が足りませんでした。
どこかで張り詰めていた糸が
突拍子もなく切れてしまいまして
涙を流しながら
「すみません、もう限界です。
辞めさせてください。」
とお師匠に言いに行きました。
お前にはできないと思ってたよ
みたいなこと言われた気がします(・・;)
その時に僕の全財産は
財布に残っていた101円
帰りの電車賃もありませんでした。
食う飯もありません。
俺の人生終わったな
って思っちゃいましたね(・・;)
何も始まってないし
何も終わってないのに
辞めた直後の自分には
自分を肯定してあげることが
できませんでした(・・;)
当時23歳
憧れと希望だけをもって上京し
何も考えずにただやりたいことを
追い求めた日々。
生きていくだけでお金はなくなる
やりたいことだけをやるには
覚悟と準備が必要
もう少しすれば東京を
離れることになりますが
今振り返れば多くのことを
勉強できた毎日でした(^^)(^^)
歯を食いしばる時間の方が
圧倒的に多かったですが(・・;)
全財産101円の青年は
どうやって這い上がっていくのでしょうか?(・・;)
数年後の先輩の自分が言えるとしたら
失うものがないのは最大の武器
プライドは生きていく上で
必要最低限だけもつもの
ですかね(・・;)
なんか振り返れば振り返るほど
ちゃちいビジネス書風になります(・・;)
つづく